顧客情報が名刺、Excel、メール、担当者の手帳に分散している。CRMを導入すれば解決しそうですが、箱を用意するだけでは情報は揃いません。先に「何を見て、誰が、次に何をするか」を決める必要があります。
顧客の「状態」を決める
単に顧客名を登録するだけでなく、問い合わせ、初回連絡、提案中、検討中、受注、保留など、自社の営業工程に合う状態を決めます。状態が多すぎると更新されないため、最初は現場が迷わない数に絞ります。
次の行動を必須にする
顧客記録で重要なのは、過去の履歴だけではありません。「誰が」「いつまでに」「何をするか」が分かることです。次回連絡日と担当者が空欄の案件は、見落とし候補として扱います。
更新責任を決める
入力項目ごとに責任者を決めます。営業担当が商談結果を更新し、管理者が週次で停滞案件を確認する、といった運用です。「気づいた人が入力する」では、情報は徐々に古くなります。
導入初期に登録する項目は、顧客名、連絡先、状態、担当者、次回行動、期限、最終接点程度から始められます。売上予測や詳細分析は、基本情報が更新されるようになってから追加しても遅くありません。
CRMの成否は、機能数より、会議や日々の仕事で使われるかで決まります。週次会議でCRM以外の個人表を見ない、次回行動のない案件を確認する、失注理由を一定の選択肢で残す。このように、入力と利用を一つの流れにします。
なお、NexusCRMの製品固有機能は、公開仕様を確認してから判断する必要があります。本記事は特定製品の機能を断定するものではなく、導入前に必要な顧客管理設計を示しています。自社の営業工程に合わせた項目と運用を先に整えたい方は、ご相談ください。
